高画質化と単純なリサイズの違い
通常の編集ソフトで画像を引き伸ばしても、同じピクセルの間隔が広がるだけで、ぼやけてブロック状に見えます。AIによる高画質化は、肌の質感、髪の毛、布の織り目など、大きな画像にあるべき細かなディテールを予測し、圧縮で生じたブロックノイズを取り除きます。
結果はよりシャープで大きな写真に見えますが、あくまで再構築です。プリントや大画面には最適ですが、遠くの看板の文字のように、もともと記録されていない情報を明らかにすることはできません。
出力は元のアスペクト比を保つので、特定の形が必要な場合は先にトリミングし、トリミングした画像を高画質化してください。
高画質化は最後のステップに
高画質化するのは、写真の完成版だけにしましょう。先に「ぼやけ補正・シャープ化」でぶれを直し、「古い写真の修復」で古いプリントを修復し、「光と影の補正」で露出を整えてから、結果を拡大します。すでに高画質化した画像にこれらのツールを使っても効果はなく、クレジットが余分にかかります。
ほかのツールの結果も同様です。「スタイル変換」で作った絵画や「クリスマスカード」で作ったカードも、印刷前に高画質化できます。
向いている写真、向いていない写真
最も向いているのは、シャープだけれど小さな画像です。昔のスマートフォンの写真、メッセージから保存した画像、大きくトリミングした写真、印刷したいAIの結果などです。ブロックノイズのある圧縮画像も目に見えて改善します。
向いていないのは、小さいのではなくぼやけている写真や、顔が数ピクセルしかない極小のサムネイルです。ぼやけには「ぼやけ補正・シャープ化」を使ってください。顔が非常に小さい場合、高画質化ツールはそれらしい顔を作ることしかできず、本当の顔を復元することはできません。知っている人の写真を印刷する前には、結果を念入りに確認してください。
印刷のコツ
プリントサービスは通常、サイズごとに推奨する画像サイズを示しているので、ガイドを確認してから高画質化し、注文しましょう。色が重要な場合は、画面と紙の色が完全に一致することはまれなので、小さなテストプリントを注文しましょう。
人物のプリントでは、注文前に高画質化した画像の目、歯、生え際をよく確認してください。見る人が最初に気づくのはそうした部分です。元の写真で顔が非常に小さかった場合は、小さめのプリントサイズを検討しましょう。推測で作った大きなプリントより、本物のディテールによる控えめなサイズのプリントのほうがたいていきれいに見えます。









